毎年のことですが、来年度(4/1以降)の狂犬病予防注射のお知らせ(封書)が札幌市の方から届くと思います。

一部の自治体はもうすでに狂犬病予防注射のお知らせが届いているようです。

狂犬病予防接種の費用は消費税が8%から10%に上がった影響で変更となっています。

注射料¥2690+注射打済票交付手数料¥700 =  ¥3390 です。

初めての接種する場合は、登録手数料¥3200が加算されますので、合計¥6590 です。

以下、毎年ほぼ同じ内容ですが、狂犬病予防注射に関するお知らせです。

狂犬病は人獣共通感染症であることから、生後90日齢以上の犬を飼われる方は年1回の予防接種の義務が発生致します。(狂犬病予防法

ただし、各自治体に登録をしてないと狂犬病予防注射のお知らせは届きません。ですので、まだ登録をしていない場合は、札幌市であれば各区の担当課、または市内の病院にて登録を行うことが可能です。

予防注射の実施期間は、4月~6月末までとなっておりますが、あくまで集計上の問題ですので、それ以降でも接種は可能です。行政からはその期間に接種するように指示が来ていますが…。実施期間内に打たれている場合は、昨年と同じ時期で宜しいと思われます。

狂犬病予防注射は、飼主様から費用を一時お預かりして代行納入する行政管轄業務のためクレジットカードでのお支払いは出来ませんので、ご注意願います。

狂犬病予防接種時の注意点をいくつか載せますので、ご一読願います。

狂犬病と混合ワクチンの同時接種はできません。

狂犬病と混合ワクチンの同時接種でも抗体価はあがるようなのですが、アレルギーを起こしてしまった際に、どちらで反応してのかがわからない為、別々に接種することを強く推奨します。

②体調が悪く、病気の治療中の場合は接種できません。回復するまで延期になります。

混合ワクチン(生ワクチン)を接種している場合、4週間以上離さないと狂犬病のワクチンは接種できません。狂犬病ワクチンを打ったあと、1週間以上離していただければ混合ワクチンの接種は可能です。

過去に狂犬病ワクチンにてアレルギーを起こしたことがある場合は避けた方がよいです。また、過去にアナフィラキシーショックを起こした場合は接種できません

⑤過去にてんかん発作(1年以内)を起こしている場合は、慎重投与になりますので必ず申告して下さい。

⑥自己免疫性疾患治療の為に免疫抑制剤の投薬を行っている場合は、接種をお勧めしておりません。

当院は、狂犬病予防注射も予約制になっておりますので、事前にご予約をお願い致します。

予約外での接種も可能ですが、診察の合間に行う形になりますので待ち時間が発生いたします。4月~6月は診察時間に余裕がない場合が多々ありますので、その際は別の時間帯、または後日に予約を入れていただく形を取らさせていただきております。

昨年、来院された皆様にはすでにお伝えしておりますが、2020年3月31日をもって、札幌市小動物獣医師会を脱退します。

詳しい理由は書きませんが、そもそもが狂犬病予防注射の為だけに所属していた組織であり、ワクチンの入手経路を道外にて十二分に確保できる当院にとっては、所属している必然性がなくなったということでしょうか…

つきましては、従来通りの病院窓口での狂犬病予防注射の注射済票や鑑札票の即時発行が行えなくなります

予防注射は、通常通りの接種が可能です

来院の際にお伝えしますが、委任状に署名をいただく必要がありますので、狂犬病予防注射を接種する前の身体検査時に書類をお渡ししますので、ご記入をお願いします。後日、動物管理センターにて登録手続きを行い、発行された注射済票を次回来院時の際に直接お渡し、または郵送いたします。

手続きまでに2〜4週間ほどかかりますので、会計時に予防注射証明書を発行しお渡し致します。届くまでの間、しばしお待ちいただければ幸いです。

ご協力の程、宜しくお願い致します。

4/1より通常業務に復帰いたしますので、診察時間も元に戻ります。午後は16:00~18:30迄ですが、最終予約時間は18:00です。