当院のブログは近年、歯科に特化しています。
昔から犬と猫の歯科に特化した動物病院ではなく、ごく普通の一次診療施設でした。
診察の際に「他では口を一切診てくれない」や「治療をお願いしても有耶無耶にされる」といった内容の話をされる方が非常に多いです。
そして、当たり前のように口腔内の診察や治療をしていたら、より高度な治療を求められるようになり、それに応えるように知識・技術を向上させていった結果、専門医療と同等の設備を揃える必要性に迫られ、現在に至ります。
当院は専門病院ではないので、一般診療7に対して、歯科診療3な割合です。ただし、麻酔症例は歯科が7割を超えます。ぶっちゃけた話、歯科診療を行うのに投資した金額は8桁…。
整形外科や眼科、皮膚科、神経科など専門診療に特化した動物病院は市内に複数あり、歯科においても専門にしている病院が数件あります。
他の科と異なり、歯周病は3歳以上の犬の80%以上、あるいは90%近くが歯周病に罹患しているとされています。
早い段階では2歳までには80%の犬が罹患しているという報告もあります。
つまり、殆どの犬は歯周病を患っており、それが様々な病気の悪化要因になっていると指摘されているのにも関わらず、それをしっかりと診断・治療できる施設が圧倒的に少ない状況にあります。
また、北海道では犬と猫の歯科に関する情報発信をしている病院も少なく、google検索サイトやChatGPTなどのAIを用いて調べられている飼主様がたくさんいます。
当院に歯科診療で来院される方のほぼ全員が、ご自分で調べられて当院にたどり着き、来院されています。
そこで病気について難しい専門用語で書かれたマニアックな記事を読むのは大変面倒くさいと思いますので、そういう長文ものを今後は少なくしていきます。
代わりに、今後は実際に行っている歯科症例を紹介するというなるべく短い内容のものをこまめに発信していきたいと思います。
とはいっても、数回に1回はマニアックな長文ものになると思います。そちらのほうは鈍足更新です。
いまフォームを作成していますので、近日中に第一弾をupdateしたいと思います。
内容は、歯石除去や口内炎、歯周病、歯内治療、抜歯、破折などになります。
ちなみに、ずっと歯科だと飽きてしまうと思いますので、他の内容もたまにupdateします。