夏から急に秋モードになった今日この頃、湿度が下がりやっと過ごしやすい季節になりました。

そんな秋迫る中、当院では手術室の機能強化が密かに行われました。

強化といっても実のところは、ハロゲンの手術無影灯がLEDの無影灯へと進化しただけだったります。

当院における最近の手術傾向として、Rib cage内の手術が増えてきており、従来のハロゲン灯だけではどうしても暗くて見えづらいことも多々あり、ヘッドルーペ備え付けのLED光源と無影灯を併用して手術をしておりました。

海外製の薄っぺらく、見た目がスタイリッシュだけど、ものすごく値段の高いLED無影灯ではなく、国産品で故障もほぼせずに、低価格だけど高品質LED無影灯を今回は、新たに導入されました。大病院はスタイリッシュで高額な無影灯が2つも3つもあったります。うちは1つだけ…

LED無影灯の利点は、光が日光に近い波形なので目に負担がかかりづらく、そして明るく、ハロゲンのように熱を持たないため、特に夏場の手術には最適なことです。もちろん、光量も強いため、Rib Cage内もすっきりくっきりを見えてくれます。

長時間の手術だとどうしても眼が疲れてしまう為、LEDになったことで少しは疲れづらくなるのかなぁと少し期待しております。

ちなみに、昔の手術無影灯さんは診察室奥の処置台の上に移動となりました。元々設置予定で準備だけをしてあった場所で、9年間、何もついていなかった場所に突如として無影灯が付きました。開院して9年後に本来の姿になれた気がします。

下の写真が、9年間頑張ってくれた手術用のハロゲン無影灯です。なんか昔っぽい感じですよね。これからも現役で頑張れます。

下の写真が新しく加わった手術用のLED無影灯です。ハロゲンの時と違って、なんか今風な様相です。薄くて軽くて明るいです。

ついでに、電気メスも実は新しいのに変更となりました。

昔のよりも小型化しており、バイポーラが極細なので細かい止血処置が必要なところにも最適です。

最近は、胆嚢疾患、肝疾患が多く、これらの手術が増えてきております。

超音波検査による肝臓腫瘍の鑑別を行えるソナゾイド造影検査も含め、やっとこさ肝臓外科が行える環境が充実してきた感じです。

胆嚢疾患に関して、まとめ終わったらブログでやりたいと思います。