4月に入り、各管轄の市町村から狂犬病予防注射のお知らせが届いた頃と思います。

自治体によっては少し遅れることがあるようですが、概ね4/1に一斉に送付され、当日または翌日には届きます。

狂犬病は人獣共通感染症であることから、生後90日齢以上の犬を飼われる方は年1回の予防接種の義務が発生致します。(狂犬病予防法

ただし、各自治体に登録をしてないと狂犬病予防注射のお知らせは届きません。ですので、まだ登録をしていない場合は、札幌市であれば各区の担当課、または市内の病院にて登録を行うことが可能です。

予防注射の実施期間は、4/1~6月末までとなっておりますが、あくまで集計上の問題ですの、それ以降でも接種は可能です。実施期間内に打たれている場合は、昨年と同じ時期で宜しいと思われます。

狂犬病予防注射は、行政の委託にて行われる業務のためクレジットカードでのお支払いは出来ません。また、札幌市外の狂犬病注射についても同様になりますので、ご注意願います。

狂犬病予防接種時の注意点をいくつか載せますので、ご一読願います。

1.狂犬病と混合ワクチンの同時接種はできません。

2.体調が悪く、病気の治療中の場合は接種できません。回復するまで延期になります。

3.混合ワクチンを接種している場合、4週間以上離さないと狂犬病のワクチンは接種できません。狂犬病ワクチンを打ったあと、1週間以上離していただければ混合ワクチンの接種は可能です。

4.過去に狂犬病ワクチンにてアレルギーを起こしたことがある場合は避けた方がよいです。また、アナフィラキシーショックを起こした場合は接種できません。

5.過去にてんかん発作(1年以内)を起こしている場合は、慎重投与になりますので申告して下さい。

当院は、狂犬病予防注射も予約制になっておりますので、事前にご連絡いただけると助かります。予約外での接種も可能ですが、診察の合間に行う形になりますので待ち時間が発生いたします。診察時間に余裕がない場合もありますので、その際は別の時間に予約を入れていただく形を取らさせていただきております。

また、狂犬病予防注射にて来院される場合は、市から届きました封書をお持ちいただけると事務処理がスムーズになります。ご協力の程、宜しくお願い致します。