まだ3月にもかかわらず4月~5月並の陽気が続いた影響で一気に雪解けが進み、春の様相を呈してまいりました。しかしながら、朝・昼・夜の気温の寒暖差が激しいので衣服など色々と調整が大変です。

暖かくなるとなぜか様々な疾病も増えるようで、外来と入院管理に追われてしまい、またもやブログの更新が滞っております。週1での更新が難しいので、できれば2週間に1回の更新へと下方修正いたします。

さて、もうすぐ4月になります。

今年度もまた4月1日以降に各管轄の市町村から狂犬病予防注射のお知らせが届くかと思います。

今年は4月から消費税の増税に伴う各種料金の変更があります

まず、北海道内での狂犬病予防注射の注射料が値上がり致します。

平成25年度 ¥2490/頭 → 平成26年度 2560/頭

尚、注射票交付手数と新規登録手数料の変更は現在のところありません。

ですので、継続注射は3260、新規注射は6460と変更になります。詳しくは来月に各市町村から届くお知らせに記載されておりますので、そちらをご確認願います。

以下、昨年と同じ内容ですが、狂犬病予防注射に関するお知らせです。

狂犬病は人獣共通感染症であることから、生後90日齢以上の犬を飼われる方は年1回の予防接種の義務が発生致します。(狂犬病予防法

ただし、各自治体に登録をしてないと狂犬病予防注射のお知らせは届きません。ですので、まだ登録をしていない場合は、札幌市であれば各区の担当課、または市内の病院にて登録を行うことが可能です。

予防注射の実施期間は、4/1~6月末までとなっておりますが、あくまで集計上の問題ですの、それ以降でも接種は可能です。実施期間内に打たれている場合は、昨年と同じ時期で宜しいと思われます。

狂犬病予防注射は、行政の委託にて行われる業務のためクレジットカードでのお支払いは出来ません。また、札幌市外の狂犬病注射についても同様になりますので、ご注意願います。

狂犬病予防接種時の注意点をいくつか載せますので、ご一読願います。

狂犬病と混合ワクチンの同時接種はできません

②体調が悪く、病気の治療中の場合は接種できません。回復するまで延期になります。

混合ワクチンを接種している場合、4週間以上離さないと狂犬病のワクチンは接種できません。狂犬病ワクチンを打ったあと、1週間以上離していただければ混合ワクチンの接種は可能です。

④過去に狂犬病ワクチンにてアレルギーを起こしたことがある場合は避けた方がよいです。また、過去にアナフィラキシーショックを起こした場合は接種できません

⑤過去にてんかん発作(1年以内)を起こしている場合は、慎重投与になりますので必ず申告して下さい。

当院は、狂犬病予防注射も予約制になっておりますので、事前にご連絡いただけると助かります。予約外での接種も可能ですが、診察の合間に行う形になりますので待ち時間が発生いたします。診察時間に余裕がない場合もありますので、その際は別の時間帯、または後日に予約を入れていただく形を取らさせていただきております。

また、狂犬病予防注射にて来院される場合は、市から届きました封書をお持ちいただけると事務処理がスムーズになります。無くても大丈夫ですが、事務手続きに少々時間がかかります。

ご協力の程、宜しくお願い致します。